うちの親方がそのまた親方に、お前は人がよく一生懸命俺の為に働いてくれたし、
俺の跡取りがいないからお前だけに飴切りの由来を教えると言われ、
「飴切りの元祖は俺、二代目はお前」と言われた。
それは昔、夫婦が両手に包丁を持ち、尺五寸ぐらいの丸いまな板の上にのりをのせてトトトントン、トトトントン、トトトン、トトトン、トトトン、トン、とか色々と身体全体で調子をとり楽しそうにしゃべりながらのりを切る姿を見てびっくりした。
その後、何回も見るうちに飴に使えないかと思って切らしてもらったが、すぐに疲れるし、なかなか切れなかった。夫婦でしゃべりながら切っていると相手の身体の具合、気持ちが分かるし、どこの家でも仲が良いと言っていた。
さらし飴でとんとん飴切りが出来るまで何年間も苦労した。
とんとん飴という名は、お客がつけてくれたのだ。
そして当店は、親方に、人柄も良く親切にしてくれた。
せき止め飴をたくさん買ってくれたしの息子が飴屋をやらないので、飴作りの技術と飴切りを教えます。奥さん(現社長)の親とは作り方が違うと思いますが、日本一の飴作りにがんばってください。
飴切りの由来と、とんとん飴、やわらかい黄名粉飴の事は、誰にも教えてない、飴切りは覚えれば誰でもできるが飴切りの由来を知っているのが現在、私と評判堂さんだけですよと、免許皆伝
評判堂さんに私からあげます。三代目だよと、
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